吾輩は作曲する猫である。

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スランプ脱出法

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作曲にもスランプがある。

そしてスランプが訪れるたびに、

「ああ、私の発想は枯れてしまったのか…」

などと思う。

ひどい時は、もう、ひとつの音符さえも置けなくなったのではないか、とさえ思ったことも多々ある。

過去の作品を眺めてみても、

(これ、本当に俺が作ったのか⁈)

と疑ってしまう。

 

そしてスランプの時は決まって、デスクやキーボードに向かっても、すぐにスマホをいじったり、他のことをしてしまう。

 

(こんなんじゃダメだ!)という敗北感と焦燥感は、スランプ状態をさらに加速させる。

まさに悪循環が始まるのである。

 

 

だが、そんな幾多の危機を乗り越えて、今日の私がいるのである。

そこで、長年スランプを経験して、私なりの脱出法を編み出した。

作曲や編曲の時のみで、しかもこれが万人に適用される可能性は皆無かもしれないが、自分のために記しておき、もしかすると他人様の助けになるかもしれない。

 

音楽を聴く

現在向かっているジャンルの曲を数曲聴いているうちに、自然とヤル気や発想が湧くことが多い。

リファレンスの効果であろうか。

決してパクリではない、と言いたいところだが、人は聴いたことのある音楽からしか影響を受けないものであるから、この世の作曲家たちは、無から有を生み出した天才たち以外はみんな、基本的にパクリだと言っても過言ではない。

なのでよしとする。

 

歩く

デスクやキーボードから離れ、できれば外を歩く。

気分転換にもなるし、健康にもよい。

そして何と、楽想が降りてくるのである!

なぜかはわからないが、発想とはリラックスした状態の時に生まれやすいと聞く。

開放感と適度な運動が、発想を呼び寄せるのであろうか。

これと似たような効果を持つ行動に、

  • 電車に乗っている時
  • 自然に触れている時
  • カフェでくつろいでいる時

などがあげられる。

 

諦めて帰る

これは…と思うかもしれないが、できない時は、いくらがんばってもできない。

よってダラダラと時間を過ごさず、パソコンを閉じ、早く帰ってご飯を食べてぐっすり寝る。

こうしておけば、無駄な体力や気力を使わずにすむし、休息による体力・気力の充実は、スランプを早く終息させてくれると思っている。

「〜でなければならない」「〜であるべきである」的な思考を捨て、「どうにかなる」「まあいいか」的な思考に切りかえるのである。

そして経験上、まさにどうにかなってきたのだから不思議である。

 

以上、これまでの経験から、スランプ脱出法でした。